日記(6/27)

私の研究室には家畜の管理当番が存在する。
実験の期間によって、朝夕各3~5人の当番の枠が設けられており、都合のつく人が埋めていく方式になっている。

 

前置きはこのくらいにして、今日は朝の当番をすっぽかした。
自分のカレンダーに当番の予定を反映し忘れていた。
先輩方、同期が私の分の仕事を代わってくれ、特に大きな問題は生じず、結果的に事なきを得たようだった。

さて、ここからが私の感情について。
当番を忘れたことは非常に申し訳なく思った。最近、自身の実験が忙しかったこともあり、心身ともに削られていた感は否めない。しかし、それを言い訳にできるほど、私は研究室でえらいわけではないし、他の研究室メンバーも忙しい中、当番に取り組んでいる。しんどかったことを言い訳に、当番をすっぽかすとか研究室の活動に影響することをやってはいけなかったと思った。

また、今回のすっぽかしがきっかけで、私の研究室での態度が怠惰なのでは、と思われていた、という疑惑が発覚した。どうやら酒に酔った時に「当番に入る回数を少なくするために授業をとっている」という旨のことを話していたようだった。もちろんそんな気で当番には入っていなかった。言ったとしても冗談のつもりで言っていたのだろう。ただ、この発言が真だと思われるくらいには不真面目そうに取り組んでいたのではないか、とも思えた。

 

本当はここ1週間、実験がしんどすぎて「この研究室、院進しないで辞めてやる!」って思っていた。しんどいのは事実である。しかし、私の大学生活、「何か全力で取り組んだか」と言われたら、胸を張ってそう言えることは何もない。部活は半年でやめた。授業には真面目に取り組んだ風だったが、最近「あの時の講義で…」と同期や先生方に言われても「?」としか思えない。何も身にはなっていない。この(しんどい)研究室で全力で研究に取り組んだら、それは胸を張って全力で取り組んだといえるのではないかと思った。また、同期に不真面目だと思われたまま、この研究室はやめられないと思った。私の長所でもあり短所でもある負けず嫌いの発動である。

よって、大学院に進まず、研究室を辞める計画はとりあえず今日のところ保留である。